英国イースターホリデー

Image: Rev Stan via Flickr

イギリスでクリスマスの次に大きな行事、誰もが楽しみにしているお休みと言えるのがイースター(New Life を祝うお祭り)です。3月終わりのこの季節、新緑や水仙、クロッカスの花があちこちで咲き誇ります。グレイに覆われていた冬空に代わって、春らしいキラキラとした陽射しに恵まれ始めます。まだまだ寒さの厳しい中に咲いていたスノードロップが、冬の終わりも近いことを告げる花だとしたら、黄色く輝く水仙は冬を乗り切った私たちを称賛しているかのように鮮やかです。

イースターホリデーは、3月21日以降の満月の後の日曜日という基準で決められ、毎年若干の日にちの違いがありますが、金曜日(Good Friday)から始まり、イースターサンデーの翌日のイースターマンデーまで四日間の連休となっています。今年2018年のイースターホリデーは、3月30日(金)から4月2(月)となります。

この期間中は各観光施設も様々なイベントが模様され、国内外からの観光客で賑わいます。しかしながら、公共交通機関は休日運行となるので、特に日本からご旅行に出かけられる場合にはこの期間中の移動は注意が必要です。庭園や自然が美しいのでコッツウォルドのような田舎にとどまり、あちこち移動せずに一箇所でのんびりゆっくり過ごされることをお薦めします。庭園めぐりをしたり、フットパスウォーキングをしたりして1日を過ごすのはいかがでしょうか。日々のストレス、喧騒を忘れること請け合いです。タクシーなどの移動車が必要になりますが、コッツウォルド周辺のナショナルトラスト施設であるマナーハウスを見学に訪れ、ティールームでアフタヌーンティーというのも優雅です。

ナショナルトラスト施設例(コッツウォルズ)

チャスルトンハウス&ガーデン(モートンインマーシュ近く)

ヒドコットマナー&ガーデン(チッピングカムデン近く)

スノーズヒルマナー&ガーデン(スノーズヒル)

 

夏の観光ピーク時期にご旅行スケジュールが取れない方、3月、4月のこの時期もオススメです。庭園もこの時期ならではの植物で彩られますので、夏とはまた一味違うコッツウォルズを楽しめます。3月中ならイースターの雰囲気で盛り上がっていますので、それに便乗してイースターエッグ(チョコレート)を頬張ったり、飾り付けを見て楽しんだり、イースターにちなんだお土産を記念に買われたりするのはいかがでしょうか?卵やひよこ、バニーなどが良く使われるモチーフですが、復活や新しい生命を祝うお祭りですので、飾り物としての縁起も良さそうです。

Colesbourne Snowdrops

スノードロップ

イギリスで冬の花といえば、「スノードロップ」(待雪草)が一般的です。クリスマスが終わり、そろそろ春が恋しくなる2月に咲き始めることから、春の訪れを告げる花として有名なようです。この時期あちこちの庭先や田舎道の片隅でこの真っ白な花がひっそり咲いているのを見かけます。イギリスでは、このスノードロップを見に、コッツウォルドのような田舎やガーデンへ出かけるのが、この時期の一つのイベントとなっています。2018年2月4日、今回はチェルトナムから車で15分のColesbourne Park へ、スノードロップを見に行ってきました。
Colesbourne Parkは、1789年にElwes家によって買収された地所であり、教会や村の殆ど、農場などを含めて2500エーカーに及ぶ広大な敷地です。その敷地の一部がスノードロップガーデンとなっており、毎年一般に公開しています。スノードロップを見ながら、その敷地内を散策して歩くのも楽しみの一つと言えます。
一面に広がるスノードロップに混ざり、ところどころにミニシクラメンが色を添え、その控えめな美しさに私もすっかり寒さを忘れて魅了されました。まだまだ寒さの厳しい中、華やかではないけれど、真っ白な花がチラチラと揺れる様子がなんとも言えず美しく、イギリス人がこの時期この花を愛する理由が解ったような気がします。
ガーデン歩きの後は、こちらのティールームで暖かいお茶と手作りケーキで一息入れてから帰路につきました。